| クロウリー | やはり、ない。 世界地図どころか、有史以来どこにも 貴方の出身地の名前は見当たりません。 貴方、本当にそこから来たんですか? 嘘をついてるんじゃないでしょうね? こうなってくると貴方がなんらかの トラブルで別の惑星……あるいは異世界から招集された 可能性が出てきましたね。 |
| ユウ | [1] 宇宙人!? [2] 異世界!? |
| クロウリー | 貴方、ここへ来るときに持っていたものなどは? 身分証明になるような、魔導車免許証とか 靴の片方とか……見るからに手ぶらですけど。 |
| ユウ | [1] そういえば財布もスマホもない [2] 見たまんま手ぶらです |
| クロウリー | 困りましたねえ。 魔法を使えない者をこの学園に 置いておくわけにはいかない。 しかし保護者に連絡もつかない無一文の若者を 放り出すのは教育者として非常に胸が痛みます。 私、優しいので。 う~ん…………そうだ! 学園内に今は使われていない建物があります。 昔、寮として使われていた建物なので 掃除すれば寝泊まりぐらいはできるはずです。 そこであれば、しばらく宿として 貸し出して差し上げましょう! その間に貴方が元いた場所に 帰れる方法を探るのです。 あ~なんて優しいんでしょう、私! 教育者の鑑ですね。 では善は急げです。寮へ向かいましょう。 少し古いですが、趣のある建物ですよ。 |
Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
まだコメントがありません。