僕が生まれたその日は雷鳴が轟いていたと聞く。さて、明日はどうなることか
パーティーに相応しい口紅の色はどれか……ふふ、迷う時間もまた楽しい
夜に寝支度をするとは
誕生日パーティーではリリアの発案で面白い遊戯をした。全員で厚紙に穴をあける…ビンゴといったか?
クローバーに口内洗浄液を買って確かに、生きる上で歯は長く大切にしなければならないと気付かされた
何をするにしてもやはり夜の方が集中できる。占星術の授業ぐらいは夜間に行っても良さそうだが
茨の谷では毎度、誕生日に厳かな式典が催されていた。しかし、こういった小規模なパーティーも悪くない
人間は早寝しないと肌が荒れやすいそうだ。夜の眷属の体質が羨ましいとシェーンハイトが嘆いていた
たまに部屋で香を焚く。深い森から着想を得た香りで…不思議と故郷の景色が目に浮かぶ
ハウルがすれ違いざまに祝いの言葉を告げてきた。僕に声をかけるのに立ち止まらない人間は珍しい
入学後、急いで茨の谷で使っていた枕を取り寄せた。既製品は頭の形が合わないというのを失念していてな
フェルミエはなかなか良い趣味をしている。炎を吐くドラゴンを刺繍したコースター……気に入ったぞ
この羽織は僕のために茨の谷で織られたものだ。夏は涼しく、冬は暖かい。気に入って愛用している
誕生日は幾百回と訪れるがこの学園で迎えるのは4階限りそう考えると儚いものだ
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