【ストーリー】1-5 猪も真っ青な【願いのランタン】

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バルガスはっはっは、ビックリさせてしまったか。
オレはいつもみんなを驚かせるからな。
さあ、もう大丈夫だ。
すぐにお前たちを図書館から出してやろう。
この筋肉で!!!!!!!!!!
どん!!!

クロウリー
うわーーーーーーーーっ! 創立当時から
ある文化財級の扉がーーーーー!!!
……って、あれ?
扉が……壊れてない!!
バルガスし、信じられん。
このオレのタックルが通じないとは……!

クルーウェル
猪も真っ青なバルガス先生の突進を受けても
無事とは……! これはただ事じゃないな。
バルガスふっ。いやだなクルーウェル先生。
そんなに褒められたら照れるじゃないですか。
トレイン褒めていない。勝手な行動をするな!

クロウリー
今度こそ……もうダメかと思いました……!
力任せにこじ開けるのが目に見えていたから、
あえてバルガス先生には声をかけなかったのに……。
バルガスなんですと!!???
ジャック
ジャック
バルガス先生がタックルをした?
それなのにこの扉、揺れもしなかったぜ。

リドル
魔法も力づくもダメとなると、
いよいよ脱出の手立てがなくなってしまったね……。

クロウリー
困りました……。
図書館はナイトレイブンカレッジの
頭脳とも言える場所。
1冊何百万マドルもする本や、世界に1冊しかない
貴重な原本なども多数収蔵されています。
そう、私が直々に世界のあちこちに出向いて
集めた貴重なコレクションの数々が……。
それなのに図書館に出入りできないなんて、
絶対にあってはなりません。
この状況を解決する手段をなんとしてでも
見つけ出してみせます!!
さっそく心当たりの文献を……って、
図書館には入れないんでした。
学園長室に何か手がかりになる本があれば
いいんですが……調べてみましょう。
バルガス先生、手伝いをお願いします。
バルガスオレの筋肉が必要ということですね。
お任せください!

クロウリー
クルーウェル先生は、図書館に近づかないようにと
生徒たちに伝達してください。
4人閉じ込められているだけでも一大事なんです。
これ以上のトラブルは絶対に阻止しないと!

クルーウェル
わかりました。

クロウリー
ローズハートくんたちは大人しく待っているように。
いいですね、決して図書館や本を傷付けないこと!

リドル
……わかりました。

クロウリー
トレイン先生は引き続きこちらで
4人の様子を見ていてください。
無茶な真似をして図書館を壊されないか心配……
いえ、彼らに何かあっては困りますから。
トレインわかりました。

クロウリー
そしてユウくんとグリムくん……
状況は理解できましたか?

グリム
えーっと……図書館が変なことになってるのを
どうにかして、リドルたちを外に出すのか?

クロウリー
……まあ、そこまで理解していれば十分でしょう。
というわけで、ふたりには雑用全般をお願いします!

グリム
雑用全般〜〜!?
▶️ 随分とざっくりとした指示が……
▶️ 具体的には何を……

クロウリー
必要なものを運んだり、誰かに伝言を届けたり……
他にもいろいろとお願いしたいことが出てくるはず。
私から連絡が行ったら、最優先で対応してください。
いいですね?
▶️ わかりました
▶️ 拒否権はなさそう……

グリム
オイユウ、なに素直に引き受けてんだ!
オレ様は嫌なんだゾ!

クロウリー
そうですか。では仕方ありませんね。
オンボロ寮宛にいくつか請求書を送らないと……

グリム
ふなあ〜卑怯なんだゾ!
わかった、引き受ければいいんだろ!
この後は絶対にこき使われる。しっかり腹ごしらえ
しておかないとな、ユウ。

リドル
ふたりとも、よろしく頼むよ。

クロウリー
ではトレイン先生、後のことはお任せします。
そしてみなさんは、トレイン先生の指示に
従うように。ああ、忙しい忙しい。
ジャック
ジャック
解決を人任せにして
何もしないままでなんかいられるかよ。
デュース
デュース
ああ。僕たちも図書館の中で脱出方法を探そう。

リドル
よく言ったね。ボクも同意見だ。

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