【ストーリー】1-4 運が悪かったですねえ!【願いのランタン】

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クロウリー
鍵がかかっているわけでもないのに、
押しても引いても図書室の扉が開かない。
さらには、見えない壁に阻まれて
窓からも天井裏からも出られない……。
うーん、困りましたね。
とりあえずいったん状況を整理しましょう。

クロウリー
図書館内に閉じ込められている生徒は……
ローズハートくん、アジームくん、
スペードくん、ハウルくんの合計4人。
図書館の担当者たちは蔵書の手入れや
打ち合わせ等で席を外していたようですね。
どうやら閉じ込められたのは貴方たちだけ……。
いや~~、4人とも運が悪かったですねえ!

リドル
そんなあっさりと……運とおっしゃるのであれば、
すなわちこれは事故ということですよ。
もしも事故が学園の建築物や管理により
発生していた場合、学園の責任を問います!

クロウリー
こ、こわ! やめてください!
事故とか責任とか恐ろしいこと言うの!
トレイン学園長から連絡を受けて、あたりを調べてみたが……
図書館が封鎖された目的は不明、
見知った魔法の気配も感じられない。
そのうえ学園や図書館の決壊にも異常はない。
……あまりに不可解な点が多すぎるな。

クルーウェル
原因の分析については後でもいいでしょう。
まずは早急に仔犬どもをケージから出さなければ。
我々もこの扉を開けて、
早急に授業に戻る必要がありますし……
このまま駄犬どもが出られなければ、暴れ回って
貴重な蔵書を駄目にしてしまうかもしれない。

リドル
クルーウェル先生。
お言葉ですが、その点に関しては心配に及びま……。

クロウリー
確かにクルーウェル先生の言う通りですね!
こうしてはいられません!
では、魔法で扉を開けましょう。
なあに、私の手にかかればこれしき朝飯前ですよ。

カリム
良かったな、
学園長たちが来てくれてさ。
デュース
デュース
はい。あとでバイパー先輩にもお礼を言わないと。
ジャック
ジャック
他人の手を借りるのは癪だが……
早くここから出れるに越したことはねえからな。

リドル
始業時間に遅れるなんて由々しき事態だ……
一刻も早くいつも通りの授業をこなさないと。

クロウリー
んん? おかしいですねぇ……。
デュース
デュース
……どうしたんですか?

クロウリー
さっきから扉にさまざまな魔法を
かけているのですが、まったく通用しません。

グリム
けっ。学園長も大したことねえな~。
どけ、オレ様の炎で燃やしてやるんだゾ!

クロウリー
バカなことを言わないでください!
この扉はとても貴重な一点ものなんですよ!

リドル
学園長、今もしやボクたち生徒よりも扉の心配を
しましたか? やはり教育者としてあるまじき……

クロウリー
あっ! してませんしてません!
ではなくて……ゴホンッ!
扉が壊れるほどの衝撃を加えたら、生徒たちを
危険にさらしてしまう懸念があります。
解決方法がわかるまで、みなさんには
ここで大人しくしてもらうしかないですね……。
解決に時間がかかる場合は、ここで寝泊まりする
可能性もあると考えておいてください。
ええええ~~~っ!?
ジャック
ジャック
ここで寝泊まりしろだって!?
そんな悠長なこと言ってられるか!
デュース
デュース
明日までの課題が終わってないんです。
今すぐにここから出してください!

リドル
彼らのいう通りです。ボクには寮長の仕事もある。
早急に脱出しなければ。

グリム
そんなに嫌がることか?
図書館って静かでよく寝れるじゃねえか。

カリム
オレはみんなで図書館に止まったら楽しいと思うぜ!
みんなで本読んで、うまいもん食べて、歌って、
踊ってさ。いーっぱい話して朝まで過ごすんだ。

グリム
いいなーーーー!
オレ様もそっち行きたい!!!
よし、今すぐコノ扉壊すんだゾ。
ふなーーーーっ!

クロウリー
うわーーーーーーーーっ!
貴重なヴィンテージの扉がーーーーー!!!
……って、あれ?
扉が……燃えてない!!
▶️ 良かった……!
▶️ 残念!

クロウリー
本当に……本当に良かった!
ああ、まだ心臓がばくばくいってます。

クロウリー
全然残念じゃありません!
ここは扉が無事だったことを喜ぶところですよ!

リドル
魔法で燃やそうとしてもダメだったのかい?
この扉にどんな力が働いているというんだ……!
???案ずることはない。
このオレが来てやったぞ!
その声は……!

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